BC-430M 平板、大型インターロッキング カッター
切断刃は430mmと長く、コンクリート平板、フラッグタイプ(300角~)のインタロッキングブロック等が対象になります。
BC-330同様、国内の導入実績は約400台を超えます。 もちろん小型・中型のインターロッキングブロックも切断可能ですが、 大型のブロックの切断には 延長ハンドルの装着により切断圧力は倍増します。
■切断可能ブロック長 | 430mm |
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■切断可能ブロック厚 | 10~120mm |
■機械重量 | 57kg |
■大きさ(mm) | H560 x W340 x L950 |
■切断刃 | ソリッド四角型(4辺使用可能) |
■対応石材 |
コンクリート平板 インタ―ロッキングブロック |
このブロックカッターの特長
切断用ゲージ
ブロックを切断用開口部にセットするためのテーブルが開口部両側にテーブルあります。 そのテーブルには2種類の位置決め用のゲージがあります。 1つは水平方向の角度を合わせるためのゲージです。 斜めの標準となる+/-45度の角度決めが容易に行っていただけます。 もう1つはのブロックの端からの切断位置を合わせるための目盛りが 1cmから10cmまでついてありますのでブロックの位置決めが簡単に行っていただけます。
傾斜テーブル
ブロックをセットするテーブルは下方向に抑えると、水平から7度傾斜できる仕組みになっております。 (テーブルはスプリングで水平に戻るようになっております)その角度がブロックの縦方向の切断ラインに 得ることができますので、切断面がブロック表面の切断位置より外側へ、はみ出すことない理想的な切断作業が行えます。
エキセンカム機構
弊社の全ブロックカッターの切断加圧方式はエキセンカム機構を採用しております。 エキセン(Excentric)とは「芯ズレ」。回転する軸に軸と中心をずらして円形のディスクに 駆動を伝えるメカニズムの事で、 要は大きい回転量の小さな力を、 小さい直線運動量の大きな力への変換が可能になります。 それまでの手動油圧式の数回繰り返すハンドル上下操作での切断刃への加圧を、 軽いハンドル操作で このエキセン機構によって一気にブロックへ伝えて切断できる事になります。 例えば10kgのハンドルへの加重で理論値で1トンの力が切断刃に伝わります。 更に機構としてのスペースは手のひら程しか必要がなくなりますので機械重量は必然的に軽くなります。
2本のスピンドル構造
加圧機構を持つ本体上部とブロックを受ける本体下部を支える構造は2対の 雄ネジと雌ネジで構成されております。これは切断時に上下にかかる大きな衝撃を 水平方向に平均分散して吸収できる構造になっております。 この構造は弊社のブロックカッターの耐久性を維持する大きな要因の1つとも言えます。 小型の1支柱型のカッターでは切断時の衝撃は1か所に集中することになりますので 同レベルの耐久性は実現できないといことになります。
高精度の溶接技術
弊社のブロックカッターは自動化されたロボット溶接設備で溶接されております。 コンピュータ制御された溶接設備は複数の溶接ロボットを備えた操作ロボットと加工材を装着するマニピュレータで構成されています。また、この工程において無線周波数識別(RFID)を用いた部品識別システム、溶接シームサーチシステム、溶接シームトラッキングシステム を採用していますのでブロックカッターの溶接部は高度の精度が保たれております。
耐久性
弊社のブロックカッターは生産開始から35年以上にわたり現場での酷使を前提として常に機能を洗練し進化させてきました。その耐久性においては全世界で数十万台の納入実績が証明しております。特に切断駆動部であるエキセンカム機構は本体どの部分より耐久力に優れており、日本においても消耗による故障はいまだ皆無に等しいほどですので、間違いなく長期間、作業の生産性に大きく寄与します。